日本地域政策学会とは
とりわけ、地方分権という社会的要請に応えるために、地域政策や地域づくりに関する高度な知識と広い視野に立った戦略的な政策立案・実施・評価のあり方、地域経営・組織運営のための知識や技法を研究することを主な目的としています。
また、実際の活動の観点から、ごく簡潔に述べますと、国内外の地域政策や地域づくりに関する実務と研究の統合を目指し、大学教員、自治体職員、企業の地域戦略担当者、地域産業の担い手、研究機関研究員、NPO活動家、地域プロデューサーなどの団体や個人が垣根を越えて学びあう場ということができます。
この「垣根を越えて学びあう場」という点が当会の特徴であり、魅力とも言える大きなポイントです。 日本地域政策学会の支部は当支部を含め全国八か所に設けられる見込みです。各支部は本部と連携しながら、独立した運営を行っています。
「地域政策」という、地域を意識した研究分野の性質と同様に、地域の実情に応じた運営が可能な仕組みになっており、地域特性を生かした独自の取り組みを行っています。
北海道支部長挨拶
北海道支部は、2016年の設立以来、日本地域政策学会の北海道における活動基盤として様々な活動を行って参りました。特に、年に1度の支部研究大会は研究の場としてだけではなく、市民の皆さん、地域や産業界・事業者の皆さんとの交流を通じて学術研究を広く社会に還元していく場でもあり、日本地域政策学会、そして本北海道支部にとって極めて重要なものであると認識しています。
VUCA(変動性、不確実性、複雑性、曖昧性を示す英単語の頭文字)の時代と言われますが、時代や地域を越えた学術的知見を北海道に届けるとともに、北海道で得た学術的知見を世界に発信するような、世界と北海道を繋ぐ本北海道支部でありたいと思います。日本地域政策学会が扱う「地域政策」の主役は、市民、地方公共団体や産業界の皆さんです。研究者のための研究ではなく、北海道の人、地域、社会のための研究を標榜し、北海道の地域課題の解決に実質的に貢献できる学会でありたいと強く思っています。
日本地域政策学会北海道支部の活動にご理解と種々のご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
日本地域政策学会会長挨拶
日本地域政策学会・北海道支部では、このたび第3期の体制がスタートされました。毎年の支部総会、研究大会をはじめとするこの間の活発な活動を嬉しく思っております。日本地域政策学会は、地域政策や地域づくりの理論と実践の統合を目指して、大学研究者、研究機関・自治体等職員、NPO等の団体や個人が垣根を越えて集い、学び合う場でとして、2002年に設立されました。そうした目的からすれば、各地域における支部活動が展開されるのは、必然のことと言えます。実際、北海道支部をはじめ、現在7支部が設立され、活動しています(中国・四国支部のみが設立準備中)。
とはいうものの、学会の全国本部には専門の事務局が整備されているのに対して、会員の皆さん自身が支える地域支部においては、活動を維持、発展させること容易ではないと思います。その点で、北海道支部では、毎年の支部総会や研究大会が独自に、しかもコンスタントに開催されていることは、本学会活動の中でも特筆すべきことでしょう。
また、研究大会のテーマも、例えば「『介護・医療連携』による地域活性化の方策」(2017年)「地域のインバウンド事業に役立つ観光情報の活用」(2018年)、「新たなフロンティアスピリットで次代を切り拓く」(2019年)等の、北海道らしい実践的な地域政策課題であり、魅力的なものであります。これは、支部所属の会員と支部役員の皆さんのご協力によるものと、改めて感謝しております。
現在、道内でも、様々な地域課題が存在し、例えばコロナ禍による医療問題、そしてインバウンドの減少のように、国内外に発生する地域問題のフロンティアたる課題もあります。したがって、北海道支部における研究交流やそれによる実践支援は、学会全体のレベルを引き上げる位置にあるとしても過言ではありません。
そのため、さらに多くの皆さんが、北海道における地域政策や地域づくりの理論と実践の統合を目指して、北海道支部の場でご活躍をされることを、学会長として祈念しております。
日本地域政策学会会長 小田切 徳美
第9回支部研究大会のご案内
- 日時:
- 2025年1月11日(土) 13:15~16:30
- 場所:
- 北海道大学大学院 環境科学院 講義室D101/Zoom
(060-0810 札幌市北区北10条西5丁目)
*上記会場とZoom配信によるハイフレックス方式 - 参加費:
- 正会員、非会員ともに無料
- 全体テーマ:
- 2050年の北海道を考える
~再生可能エネルギーと地域づくり~
現在、再生可能エネルギーを中心とする持続可能な経済社会システムの構築に向け、大規模なDXやGXが北海道で行われようとしています。
本研究大会では、専門家と実践者を迎え、再生可能エネルギーの現状を捉え直すとともに、改めて持続可能性の視点から、DXやGXを利用した地域づくりについて参加者と考えます。
申込フォーム
※フォームに不慣れな方又はご質問・お問合せ等は直接メールにてお問合せ下さい
[問合せ先(北海道支部事務局)E-mail info@jrps-h.org]※入口が分かりづらいので初めてお越しになる方は時間に余裕をもってお越しください。
式次第概略
時間 | 項目 | 摘要・概要等 |
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12:45~13:15 | 公開講演会 受付 |
(オンラインの受付は13:00~。13:10に事前説明を開始します) |
13:15~13:20 | 開会挨拶 | |
13:20~14:50 | 【第一部】 公開講演会・ ディスカッション |
テーマ:
基調講演 |
15:05~16:30 | 【第二部】 パネルディスカッション |
・基調講演者3名 ・高松 一哉 氏 (鶴居村副村長/日本地域政策学会 北海道支部会員) ・小越 剛 氏 (北海道地球温暖化防止活動推進員) |
17:30~ | 懇親会 | ※希望者 |
※詳細は決定し次第公開して行きます
北海道支部役員
支部長 | 山中 康裕 | 北海道大学 |
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副支部長 | 渡部 聡子 小倉 龍生 |
北海道大学 公益財団法人はまなす財団 |
事務局長 | 神 志穂 | 北海道大学大学院地球環境科学研究院 |
事務局次長 | 阿寿 優壱 | webディレクター・webデザイナー・フロントエンドエンジニア・システムエンジニア |
会計 | 小泉 大輔 | 北海道大学 |
監事 | 中林 司 | 十勝品質事業協同組合 事務局長 / 十勝まきばの家ワイナリー 醸造責任者 |
評議員 | 小林 純 | 札幌国際大学短期大学部准教授 |
支部事務局所在地 / お問い合わせ
住所 | 〒060-0810 北海道札幌市北区北10条西5丁目 北海道大学大学院地球環境科学研究院 山中研究室気付 |
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info@jrps-h.org |
北海道支部沿革
2024.1.20 |
第8回北海道支部研究大会 テーマ:持続可能な地域づくり・まちづくり
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2022.11.5 |
第7回北海道支部研究大会 テーマ:地域DXによる持続可能な地域づくり・まちづくり
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2021.11.26 |
第6回北海道支部研究大会 テーマ:高校教育と地域創生 高校生の学びと成長につながる地域づくりとは?
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2020.11.28 |
第5回北海道支部研究大会 テーマ:テレワーク推進による地域の活性化~北見市の事例~
☆当日はHBCの取材を頂きました。HBC LINEニュースはこちらからご覧ください。 |
2019.11.23 |
第4回北海道支部研究大会 テーマ:新たなフロンティアスピリットで次代を切り拓く
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2019.01.26 |
第3回北海道支部研究大会 テーマ:地域のインバウンド事業に役立つ観光情報の活用
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2017.09.30 |
北海道支部総会 第2回北海道支部研究大会 テーマ:「介護・医療連携」による地域活性化の方策 ★人と自然がきらめく町 きもべつ」を目指して
★「介護と医療の連携」による地域の活性化について
★後志4町村における「遠隔健康支援事業」について
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2016.09.10 |
北海道支部総会 第1回北海道支部研究大会
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2016.01.30 |
北海道支部設立総会
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2015.08.08 |
北海道支部設立準備委員会発足(委員長能登谷聡、ほか委員10名) 第1回支部設立準備委員会開催(以後4回開催) |
2011.07.30-31 |
日本地域政策学会 第10回記念全国研究【北海道】大会
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☆日本地域政策学会北海道支部は会員を募集しています☆
日本地域政策学会公式webサイトより申込書をダウンロード、日本地域政策学会本部事務局へ直接Mailにて、入会のお申し込みができます(年会費8,000円。学生は4,000円)。
詳しくは公式webサイトをご覧ください。
なお、入会申し込みに際し、所属支部を選択する箇所がありますので、「北海道」エリアを選んでいただけますと、以後私たちと一緒に活動することができます。
北海道支部には大学教員、大学研究者はもちろん、様々な異なる分野の実務家・専門家も多く所属しております。
支部研究大会のほかに、こうした専門家たちとの勉強会や情報交換会を設けておりますので、そうした機会を通じた異業種交流も積極的に行っています。
北海道支部は「地域政策学は学問の総合化にあり、実践的かつ具体的な学問である」という視点に基づき運営がなされていますので、「自分の専門とは違う分野の話を聞いてみたい」、または「自分の研究を発表して多方面の意見を聞いてみたい」と思っている方には最適な環境であり、特に大学院生にとっては経験・実績を積む上で、格好の場となります。
本会への入会について、自己研鑽やスキルアップ、創造力向上や新たな学問分野の開発の観点から、ぜひご検討いただければ幸いです。